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糸数けいこの活動日誌
by itokazu-keiko
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グリーンツーリズムでブルゴーニュへ-フランス視察③

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   シャンブル・ドット・サンタンジュの庭にて

 9月25日(水)

 この日からはブルゴーニュ地方へ出発。グリーンツーリズム(アグロツーリズム)の視察です。車にのって約2時間半の旅。フランスは広いです!

 私は元バスガイドですから、観光に関しては特に強く関心を抱いています。フランスでは、「グリーンツーリズム(アグロツーリズム)」が観光の一形式として確立されてから久しいのですが、日本ではまだ聞きなれないことばです。農林水産省のホームページに載っているグリーンツーリズムの定義によると「農山漁村地域において自然、文化、人々との交流を楽しむ滞在型の余暇活動です。欧州では、農村に滞在しバカンスを過ごすという余暇の過ごし方が普及しています。英国ではルーラル・ツーリズム、グリーン・ツーリズム、フランスではツーリズム・ベール(緑の旅行)と呼ばれています。」ということです。
 沖縄の自然や文化、歴史に惹かれてやってくる観光客は毎年増えています。その大半はホテルに滞在し、観光を楽しみ、地元の人と交わることなく帰っていきます。そういった観光も大変楽しいものですが、少し違った観光の形式として今後拡充させていきたいと考えているのがグリーンツーリズムです。沖縄の農家等に宿泊して話を聞き、体験学習をすることで沖縄を知ってもらおう、好きになってもらおう、ということです。フランスではこのような形の観光が始まって久しいので、何か学べることはないか、と思い視察してきました。

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     シャンブルドットのテラスにて

 シャンブル・ドット・ド・トランジー Chambres d'hôtes Trangy

 この宿泊施設は、ギイさんとシャンタルさんというご夫婦が経営しており、シャンタルさんが以前は近くで馬術教室を開いていた、ということでした。家から歩いて数分の場所にやはり乗馬教室があり、ちょっと歩くと牧場が広がっています。広い敷地内には母屋と離れがあり、母屋はシャンブル・ドット(貸部屋)として使用され、私たちはそちらへ宿泊しました。離れはジット(短期貸家)として使用されているとのことでした。こちらでは、乗馬教室へ行ったり、また獣医さんの研修生を受け入れたりする、ということです。

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     シャンブルドットの朝食風景
 
 私たちが到着するとギイさんがにこやかに出迎えてくれました。屋敷を案内してくださったあと、お茶を淹れてくださり、ギイさん夫婦がシャンブルドットを開いた経緯やニエーブル県の歴史・文化などをお話ししてくださいました。こうして地元の方々とお話ししながらその地方の歴史を聞くととても楽しく、またよくイメージできて頭に入りやすいですね。

 シャンブルドットは元々ギイさん一家の家で、それぞれのお部屋も今は成人なさった息子さんたちが使っていたお部屋だそうです。そこをかわいらしい内装にリフォームし、シャワーとトイレを完備してあります。本当に友人の家に泊めてもらうような感覚で泊まれて、大変楽しかったです。

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      ロバ農家近くの牧場

 2日目 現役のロバ農家―ドメーヌ・サンタンジュ

 こちらのシャンブルドットは、ご主人が弁護士、奥様がロバ農家兼シャンブルドット経営をしていました。ロバ農家というのは日本人にはとても珍しいのですが、ミルクを石鹸にしたり、山歩きの際の荷物を持つためのロバを提供したりするのだそうです。このシャンブルドットでは、ロバだけでなく、馬も飼育しており、近くにも牛や馬が牧場で放し飼いにされていました。私はロバの鳴き声を聞くのが初めてで、大変びっくりしました。夕食は奥様の手料理食べ(とてもおいしいカボチャスープとハーブ風味のズッキーニの肉づめでした)、ご主人のお仕事の話、奥様のお話を聞かせていただいて、とても楽しいひと時を過ごしました。

 地元の人と話をしながら、地元で取れたものを食べることでその土地に新たな親しみがわいてくる。ただ、宿泊施設に予約を入れる際に指標となるようなランク付けは必要かと思いました。そのランク付けを行う公的機関、あるいは非営利団体などの組織をつくるのもよいかもしれません。

 以上、フランス視察の報告でしたが、今回の視察は本当に充実しており、見識も広がりました。フランスはパリを出るとすぐに農地が広がっており、農業国だ、と実感しました。世界でもトップクラスの経済大国であるにも関わらず、きちんと農業を行っている。また、家族支援や女性の社会進出についても大変努力している素晴らしい国だと感じました。また行きたい国です。

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     近くの町、ヌベール市の街並み 
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by itokazu-keiko | 2013-10-10 18:15 | フォトレポート | Comments(0)
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