【東京】糸満市不発弾爆発事故を受け、糸数慶子参院議員(無所属)は15日、内閣府に清水治沖縄振興局長を訪ね、不発弾探査発掘が適切に行われるよう国の責任で、県や市の対応を点検することなどを求めた。
糸数氏は「国や県には戦後処理の責任がある」と指摘した上で「公共工事の探査、発掘への補助制度はあるが、適切に探査発掘が行われているかどうかのチェックも国の責任として必要だ」と強調した。
さらに①不発弾対策を「処理事業」「探査・発掘事業」と分けるのではなく、一元化して自治体に負担がない新制度の創設②不発弾処理費の全額国庫負担-などを要望した。
※「琉球新報」2009年1月16日付け朝刊に掲載
対策費一元化を-内閣府に糸数氏要請
【東京】糸満市の不発弾爆発事故を受けて、糸数慶子参院議員(無所属)は15日、内閣府を訪れ、「処理」と「探査・発掘」で項目が分かれている不発弾対策を一元化し、公的・民間を問わず全額国庫負担するよう要請した。対応した清水治沖縄振興局長は「戦後処理として国が責任を果たすとともに、地方と役割分担しながら対策を充実させていきたい」と述べるにとどまった。
糸数氏は「探査費用を補助するだけでなく、自治体でどう使われたのか、国がチェックする必要があるのではないか」と政府の取り組みを求めた。
※「沖縄タイムス」2009年1月16日付け朝刊に掲載