
【フィンランド2日熊谷樹】教育視察のためフィンランドを訪れている沖縄フィンランド協会(宮里昭也会長)の視察団は二日夜(現地時間)本田均フィンランド大使館特命全権大使とヘルシンキ市内のレストランで会食し、フィンランドと沖縄の教育や福祉制度について意見交換した。
宮里会長は「フィンランドの教育をしっかり学びたい。沖縄とフィンランドの緊密度を深められるよう、幾分かの役割を果たしたい」とあいさつ。本田大使は「百聞は一見にしかず。沖縄の発展のために生かしてもらいたい」と述べた。
一行は食事しながら意見交換。「フィンランドは高福祉高負担の社会。セーフティネットがしっかりしている分、チャレンジ精神が培われている」との本田大使の説明に「うらやましい」「安心感のある社会だ」などの感想が聞かれた。
糸数慶子参院議員は「フィンランドと沖縄で留学生を相互交換できたら」と話した。
※「琉球新報」2009年2月3日付け夕刊に掲載