
6年生から新聞を使った授業の説明を受ける視察団のメンバー=4日、タンペレ市のレンタヴァンニエミ小学校

生徒が卒業制作に取り組む様子を見学する視察団のメンバー=4日、タンペレ市のカーリラ中学校
新聞使った授業など見学
【フィンランド4日熊谷樹】学力世界一の教育制度を学ぶため、フィンランドを訪れている沖縄フィンランド協会視察団は四日(現地時間)、タンペレ市内の小学校と中学校、高校を訪れ、授業などを見学した。各校の校長らから学級編成の方法や教育システムなどの説明を受けた。レンタヴァンニエミ小学校ではアヌ・パリッカ副校長から学校規模や一年間のスケジュールなどの説明を受けた後、校舎内を回り、少人数指導や新聞を使った授業を見学した。
視察団は「宗教教育はどうなっているのか」「携帯電話の使用は許可しているのか」などと質問。
アヌ副校長は「基本的にルーテル派(プロテスタント)の宗教教育だが、合法的に認められた宗教ならば三人以上の要望があれば、違う宗教教育も行う」「携帯電話の使用は授業中は禁止。校内ではかばんに入れて持ち歩かせない」「新聞教育は小学校に入る前から発達段階にあわせ、切り抜きや好みの記事を集めた“自分の新聞”づくりなどを実施している」などと答えていた。
カーリラ中学校では、生徒が卒業制作に取り組む様子などを見学。カーリラ高校では昨年、那覇西高校に留学していたタラ・ミカ・サムエル君(19)から沖縄とフィンランド違いを聞いた。サムエル君は「フィンランドの高校生は平日は二,三時間家庭学習しているが、沖縄の生徒は自主学習をあまりしていない」と指摘した。
※「琉球新報」2009年2月5日付け夕刊に掲載