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糸数けいこの活動日誌
by itokazu-keiko
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36年ぶり愛楽園で伊波敏男さん講演

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 3月21日(土)、沖縄愛楽園で行われた「伊波敏男さん講演会」に参加しました。伊波敏男さんは、ハンセン病回復者として、差別・偏見と闘ってきた半生を綴った『花に逢わん』を97年に発表。沖縄愛楽園には36年ぶりの訪問で、「語りつぐこと・私の夢」と題して、愛楽園での体験や伊波基金などについて講演されました。

―ハンセン病問題基本法4月に施行
 らい予防法廃止から12年、ハンセン病違憲国賠裁判勝訴判決から7年がたちました。2009年4月(来月)からハンセン病問題の解決促進に関する法律(ハンセン病問題基本法)が施行されます。
 この法律は、ハンセン病療養所入所者の「生活環境が地域社会から孤立することなく、安心して豊かな生活を営むことができるように配慮されなければならない」とうたっています。そのために、同法12条は「入所者の良好な生活環境の確保を図るため、国立ハンセン病療養所の土地・建物・設備等を地方公共団体又は地域住民等の利用に供する等必要な措置を講ずることができる」としています。
 沖縄愛楽園は、高度の医療・看護・介護技術を提供することのできる人的・物的資源を備え、2002年から8診療科目で外来診療を開始して、地域医療の一端を担ってきました。そして今、沖縄愛楽園は、地域に根ざした施設としてさらなる可能性を模索しています。
 私も国会で超党派の「ハンセン病最終解決求める議員懇談会」に所属し、応援しています。

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 屋我地で想うこと
※糸数家と沖縄愛楽園の方々との交流は古く70年代末にまでさかのぼります。
 その頃の模様を長女・未希が『けーし風』第59号(2008年6月発行・特集「沖縄の18歳に伝えたいオキナワ」)「屋我地で想うこと」の中で次のように書いています。
 「……二つめは、愛楽園です。あなたは知っていますか。聞いたことはありますか。私が初めてその場所に行ったのは小学生の時でした。両親と一緒にある方を訪ねたのですが、その時はそこがどのような施設なのか知りませんでしたので、本当にその場所について知ったのは大学生の時でした。きっかけは、大学の授業の宿題でレポートを作成しなければならなかったのですが、そのテーマとして選んだ本が『花に逢わん』(伊波敏男著、NHK出版)でした。元ハンセン病患者の伊波さんが、ハンセン病を患ってからのこれまでの人生を記録したものでした。そしてこの本に、屋我地にある愛楽園が出てくるのです。この時に昔行ったところが、ハンセン病患者の隔離施設だったこと、そして両親と会った方はハンセン病だったことを知りました……」

by itokazu-keiko | 2009-03-22 11:20 | 活動日誌
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