
第5回全国女性議員サミットinぐんまの国会議員パネル(写真提供・サミット実行委員会)
糸数氏 子ども病院の背景紹介
【群馬】第五回全国女性議員サミットinぐんまが11日、群馬県高崎市で開幕した。女性の政策決定過程への参画促進について話し合う会議で、この日は
糸数慶子参議院議員など国会議員がパネリストとして登壇した。
糸数氏は沖縄の県立子ども病院の設立の背景に、県議会の女性議員の党派を超えた活動があったとし「女性は党派を超え、母親、命を大事にするという立場から共闘できる」と述べた。沖縄の女性を取り巻く環境については、米兵による暴行事件などを例に挙げ「米兵により女性の人権が踏みにじられている事件が続いている」と訴えた。
そのほかのパネリストは、小渕優子氏=自民、紙智子氏=共産、亀井亜紀子氏=国民新、古屋範子氏=公明、福島瑞穂氏=社民、円より子氏=民主。女性議員を増やすためには「多額な企業献金が必要となるほど、費用を要する現在の選挙制度を改める必要がある」「女性議員数の割合を定めるクォーター制導入を検討しては」などの意見が出た。
※「琉球新報」2009年4月12日付けに掲載