沖縄フィンランド協会主催の教育講演会が25日(土)の午後2時からパシフィックホテルで開かれます。講師はフィンランドの小学校教諭のリッカ・パッカラさんで、演題は「みんなをのばすフィンランドの教育」です。
リッカさんは、1969年、フィンランドのポリ市生まれで、10歳の男の子と6歳の女の子の2児の母親です。95年、フィンランドのトゥルク大学で教育学修士を取得し、首都ヘルシンキの小学校教諭となり、その後10年間、3つの小学校で教え、その傍ら2005年に特別支援教育の学位を取得しています。
同年に来日、08年7月に『フィンランド式ドリル リッカ先生のたのしい算数 たし算ひき算』(学研)を出版、同年11月には『フィンランドの教育力』(学研)を出し、好評を得ています。
リッカさんは、その著書『フィンランドの教育力』で、北欧の小さな国フィンランドがなぜ、PISA(国際的な学習到達度調査)で学力世界一になったのか、を学校現場や教師の活動、教え方などを通して、詳しく紹介しています。今回の講演会では、さらにたのしく学び、学力を伸ばすお話しが聞けると期待しています。
沖縄フィンランド協会は、去る2月にフィンランドの教育視察を行いました。協会員を含む32人が学校や図書館、家庭などを訪問しました。教育講演会は、その報告を兼ねています。託児所等(要予約)も準備して、多くの方々の参加をお待ちしております。問い合わせ(電話)098-835-4670(沖縄フィンランド協会)。
(沖縄フィンランド協会事務局長・糸数慶子)
※「琉球新報」2009年4月22日「ネットワーク」欄に掲載