近年、教育現場などで「発達障害」という言葉がクローズアップされている。その人数の増加に伴い、国が発達障害者支援法を施行してから3年になるが、受け入れ施設の数がまだ少なく、適切な支援が受けられない子供が増えていることや、知能に遅れがあるわけではないので見つかりづらい障害とされているため、周囲の理解不足から支援が遅れることも多い。
番組では元沖縄県立南部医療センター・こども医療センター小児精神科部長で現在は鹿児島大学大学院臨床心理学研究科准教授の土岐篤先生をはじめ、支援する会の代表・糸数慶子さんや父母代表・糸満市議の伊敷郁子さんに出演してもらい、県内の現状や、支援の進んでいる自治体を参考に今後の取り組みの方向性を話し合っていく。
特別番組「発達障害児支援に向けて」の放送はラジオ沖縄で7日午後7~8時。
※「琉球新報」2009年6月6日付けに掲載
※※番組は5月16日に収録されました。