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糸数けいこの活動日誌
by itokazu-keiko
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フィンランドの教育に学ぶ―平和ネットニュース

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 糸数慶子(いとかず けいこ) 参議院議員・無所属

 沖縄フィンランド協会は2008年7月に設立されました。わたくし糸数慶子は、フィンランドの教育に関心を寄せ、これまで二度にわたりフィンランドを訪れたことや、沖縄県内での教育講演会を開催したことなどから事務局長という重責を担いことになりました。政治活動の合間をぬって会員相互の学習会や教育現場での講演、全国各地に設立されているフィンランド協会との交流など楽しく活動しています。
 協会設立後の初の大きな取り組みがフィンランドへの教育視察でした。わたくしにとっては三度目となる訪問でしたが、今回は教育関係者を中心に総勢31人でツアーを組んでの視察となり、参加者の皆さんがそれぞれのテーマで教育現場や施設などを見学、有意義なものとなりました。視察の期間は、2009年2月2日から7日までの間でした。
 そこでフィンランドを簡単に紹介します。人口約530万人、国土の約7割が森林で、1割が湖沼、湖の数は約19万ともいわれる「森と湖」の美しい国です。
 日本とほぼ同じ国土面積に人口は約 25分の1。過密した日本の競争社会とは違い、生活のリズムは家庭が中心で、日没の4時、残業で職場に残る者はなく、夕暮れの一家団らんを大事にする国民性です。
 フィンランドは世界一「本を読む国」と言われていますが、それは、幼い頃から絵本の読み聞かせをする習慣や、まるでピクニックにでも行くかのように家族で図書館に通う姿にも伺えます。
 フィンランドのすばらしさは、医療、福祉の充実、特に教育費で言うと、就学前から大学まで授業料や給食費等々、教育にかかる費用が無償であることです。すべての子どもに「公平」で「平等」な教育が与えられ、親の経済的理由や、地方自治体の裁量で教育に格差を生じさせないことにあります。
 教育は、テストで良い点数をとるのが目的ではなく、授業についていけない生徒には手を差し伸べ学力を引き上げことにあります。発達の気になる子どもは専門的に援助します。
 今回の訪問ではラハティ市にあるラハティ応用科学大学に在籍する5人の日本人留学生に留学体験を聞くことが出来ました。留学生も授業料は無料で、そればかりか毎年学期が始まるとき学生委員会に一万円ほど支払うと学生証が発行され、大学内の医療は無料、公共交通機関の運賃や学内での食事が半額、その他美術館、床屋はじめ様々なサービスがあり勉強援助金、住宅手当あわせて月額五百ユーロ(約五万円)の生活援助が受けられるというのです。手厚い支援策に驚かされました。
 次にタンペレ市にあるイタトゥリー保育園を視察しました。マイナス8度の中、元気に園庭で遊ぶ子どもたちに歓迎されました。就学前教育は子どもたちがスムーズに学校生活をスタートできるように国のカリキュラムに沿ってすすめられています。重視されることは、人の話が聞けるようになること、自分の意見が言えること。協調性、自主性、自立心を養い、子どもたちの就学へのステップアップを支援していきます。特別支援の必要な子どもたちも一緒に療育されています。
 帰国後には、報告会や講演会を開催、沖縄の教育に役立てたいとの思いを募らせています。

※平和を実現するキリスト者ネット「ニュースレター」2009.7.10発行(7月号)No,98
3面「国会議員からの声」に掲載

by itokazu-keiko | 2009-07-11 14:48 | 活動日誌
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