
24日、中村文子さんのカジマヤーを祝う会で
10月24日、人権・平和運動家として知られる1フィート運動の会顧問の中村文子さん(96)のカジマヤーを祝う会が、那覇市内で行われ、教育、市民団体、報道関係者など約250人が参加。「生きている限り、やらなくちゃ」と強い信念を持ち平和運動を引っ張ってきた中村さんをたたえ、祝福しました。
『中村文子さんは、
私が尊敬し、政治の師と仰いでいる「市川房枝」先生そのものの人。
沖縄における「市川房枝」先生だと思っています。
そして沖縄の歴史そのものの人です。(沖縄戦中は神奈川の国民学校に赴任)
沖縄に帰郷後は教職の傍ら、平和運動、婦人運動に携わってきました。
(1948年の沖縄婦人連合会の結成に関わる)
復帰までの間は、沖教組の婦人部の結成に携わり、女教師の地位向上に力を注ぐ一方、平和教育の観点から復帰運動に取り組んできました。
沖縄の歩みそのままに歩まれた中村さんですが、
やはり特筆されるのは「沖縄戦記録フイルム1フィート運動」での活動だと思います。
その結成に携わり、沖縄戦を永遠に語り継がねばならない、との強い決意のもと、沖縄戦の映像フイルムを掘り起こしてきました。それが「沖縄戦記録フイルム1フィート運動」です。
この貴重な記録フイルムは、沖縄県内をはじめ全国各地いたるところで公開され、平和を学ぶうえで欠かせない教材となり、平和を語り継いでいます。
現在も顧問として平和の尊さを発信されていますが、その間においては、1フィート運動は数々の文化賞を受賞しました。
これからも健康で長寿であられることを願い、そして私たち後進の指導、平和運動の要として、事あるごとに「平和」を発信いただければと思います。』
参議院議員 糸数慶子