沖子連や青年団協
糸数慶子参院議員の呼び掛けで5日、カジノ導入に関する勉強会が那覇市の県PTA会館で開かれ、県子ども会育成連絡協議会の玉寄哲永会長や、県婦人連合会の大城節子会長ら6人が出席し、カジノ導入に関する意見を積極的に交わした。
導入反対の立場で組織基盤を固めるにあたって、反対に一部慎重な声が挙がり、出席者らは今後も勉強会を重ねていくことでまとまった。
勉強会では糸数慶子議員らが視察したマカオや韓国の様子を映した映像を流し、カジノ産業が現地にどう影響を及ぼしているかを説明した。玉寄会長は「青少年の健全育成の視点から導入には賛成はできない」と主張。
一方で県青年団協議会の又吉正明事務局長は「仕事が必要という面では誘致に賛成。カジノ以外に新たな雇用がどこにあるのか。導入の是非を問う判断材料がほしい」と訴えた。
糸数議員は「(観光立県の沖縄が)どの方向を目指し、何を選択すべきかが重要。国会でも反対の立場を貫き、少数派でも声を上げていきたい」と話し、今後もカジノ問題に関する勉強会を重ねていく考え。次回は2月下旬、経済の観点から勉強会を開く予定。
※「沖縄タイムス」2010年2月9日付け28面に掲載