
(写真は宮城全労協提供)
仙台・糸数参院議員 普天間問題で講演
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の閉鎖と返還を求める集会が24日、仙台市青葉区であり、参院議員の糸数慶子氏(無所属、沖縄選挙区)が「平和への道、基地なしに生きる選択」と題して講演した。
糸数氏は2人の幼子を失った自分の母親の戦争体験を明かし、「今も沖縄県民は米軍基地の騒音や事件、事故に苦しんでいる」と指摘した。
普天間飛行場の国外・県外移設が県民の総意であることを強調。「基地問題を国民全体の問題として受け止めてほしい」と訴えた。
鳩山由紀夫首相は普天間問題の5月末決着に「職を賭す覚悟」を表明しているが、糸数氏は「基地問題で鳩山さんが(首相を)辞めることはない」と述べ、「日米地位協定や思いやり予算の在り方などについて、米国と腰を据えて交渉してほしい」と求めた。
全国労働組合連絡協議会東北ブロック協議会などの有志でつくる実行委員会の主催。約100人が参加した。
※「河北新報」2010年4月25日付け朝刊に掲載