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【東京】政府は21日、「沖縄戦」が先の大戦で国内「唯一の地上戦」とする表現に関し、「沖縄本島及びその周辺のみでそのような地上戦が行われたという認識は必ずしも正確ではない」とする答弁書を閣議決定した。その上で、「沖縄戦」の表現を「国内最大の地上戦」とした。糸数慶子氏(無所属)への答弁。(33面に関連)
県内の沖縄戦の研究者は「なぜ今閣議決定」かと疑問を示し、米軍普天間飛行場の移設問題が大きな政治問題となる中「再び戦争に巻き込まれたくない」などと県民が県外・国外移設の理由に挙げる沖縄戦を「わい小化する意図」を指摘する声が挙がった。 糸数氏は5月10日の衆院沖縄北方特別委員会で、前原誠司沖縄担当相が山岡達丸氏(民主)の「日本国内では樺太などでも地上戦があった」との指摘を受け、「沖縄戦が国内唯一の地上戦であるという表現は必ずしも正確ではない」、「訂正した方がいい」と答弁したことを指摘。発言の真意をただした。 前原氏の発言について、政府は答弁書で「先の大戦でわが国の領土での地上戦は複数の地域で行われている」と説明。「沖縄戦」については「国内最大の地上戦を経験し、多くの方々が犠牲となり、筆舌に尽くしがたい苦難を経験された」とした。 樺太ではソ連軍による避難船への攻撃や陸上での無差別攻撃で、計3700人の民間人が死亡したとされる。 「沖縄戦を矮小化」 「国内唯一」表現変更 識者から疑問の声 (33面) 沖縄戦を「唯一の地上戦」とする表現について政府が「必ずしも正確ではない」とする答弁書を閣議決定したことに、県内の沖縄戦研究者から「沖縄戦を矮小化する意図を感じる」などの指摘が相次いだ。 硫黄島(東京都)での戦闘を根拠に沖縄戦が「国内唯一の地上戦」という表現は正しくないと指摘してきた安仁谷政昭沖国大名誉教授は「『国内唯一』が正確ではないとするのは良いが、中身が問題だ。根拠に樺太を入れると、樺太は日露戦争で日本が奪った領土で、そのような領土はほかにもある。多くの県系人が犠牲になった南洋群島のほか、挑戦半島など、どこまでを『国内』と定義するのか」と指摘。一方で「今の政治状況への考慮がうかがえる。県民が普天間飛行場の県外・国外移設を主張する中、その理由の一つに挙げられる沖縄戦の悲惨さを薄める狙いがあるのでは」との見方を示した。 沖縄戦に詳しい石原昌家沖縄国際大名誉教授も「今、米軍基地が問題になっているが『沖縄だけでなく全国にも基地がありますよ』と言うのと同じように『地上戦は沖縄以外でもありました』と言うことで、沖縄戦を矮小化する意図が隠されている印象を受ける」と強調。「全体的に住民が巻き込まれ。日本軍が直接殺害したり、死に追いやったりした沖縄戦の意味合いを薄める大衆操作の狙いを感じる」と語った。 沖縄戦の歴史認識に詳しい高島伸欣琉球大名誉教授は「日ロ交渉の結論が出せない中、苦し紛れに出した答弁だ。北方領土のややこしい問題を沖縄に絡めることで、住民が多く犠牲になり、日本軍にも殺された沖縄戦の実態をきちんと認識しようという議論が棚上げにされる恐れがある。沖縄戦への日本軍の責任問題があいまいにされるのなら『日本軍によって住民が死に追い込まれた唯一の地上戦』と言い換えることを呼び掛けたくなる」と話した。 ※「琉球新報」2010年5月22日付け1面と33面に掲載 ※※糸数慶子の「沖縄戦に関する質問主意書」と政府の「答弁書」は、参議院のホームページを参照して下さい。 http://osweb01.sangiin.go.jp/syuisyo/174/l174.htm
by itokazu-keiko
| 2010-05-22 09:30
| 報道
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