
展示会開催を喜ぶ(右から)ベザンさん,ドゥニ・コルネさん,美野さん,糸数=フランス・チュリエ画廊
フランス
【
久高泰子通信員】国頭村比地にアトリエを構える和紙造形家の美野定雄さんが10 ~23 日の間、パリ3区のチュリエ画廊(ドゥニ・コルネさん経営)で展示会を開いた。
日仏文化協会会長のベザン・ジャン・マルシャルさんが企画した。2008 年にベザンさんはパリの同画廊やメッツ、ポーのフランスの地方、日本の日光や沖縄などで、日仏合同巡回展を企画している。
当時、美野さんも合同展に参加。その作品が賞賛され、ポー市の市長から作品優秀美術賞を授与されている。今回の展示会も好評で、訪れたフランス人女性は「独特なアイデアと趣のある素晴らしい作品だ」と賛嘆していた。
美野さんはコラージュ作品や湯飲み茶わん、掛け物やオブジェなどを製作している。30 数年前、広告事業のために沖縄に移った。沖縄の豊富な種々の工芸品に魅了され、沖縄産の草木を使用した作品を創造するようになった。
沖縄の人の人間性や美しい環境、工芸を愛し「自分の作品は沖縄への感謝の意味がある」と美野さん。その作品にはファンも多く、
糸数慶子参院議員も多忙な中、応援に訪れていた。
※「沖縄タイムス」2010 年9 月27 日付けに掲載
美野定雄作品展14日にオープニングセレモニー(パリ)
9 月14 日、パリのチュリエ画廊で行われた美野定雄作品展「沖縄―和紙の世界」のオープニングセレモニーに参加してきました。

美野さんの奥様の郁子さんと