【東京】 政府は12 日、名古屋市で18 日から行われる生物多様性条約第10 回締結国会議( COP10 )の議題案に、国際自然保護連合(IUCN)が2008 年に採択したジュゴン保護勧告に関する内容が含まれないことを明らかにした。
糸数慶子参院議員(無所属)の質問主意書への答弁書で示した。
ジュゴン保護に関しては、08 年10 月にIUCN総会で3 度目の勧告が採択された。環境保護団体などの間では、日本が議長国を努めるCOP10 で取り上げられることに期待感があった。
政府はCOP10 に臨む姿勢について「自然との共生を目指す意欲的で現実的な目標に各締結国が合意し、ただちに行動に移していくことが重要だ」と指摘。「議長国として計画の取りまとめに尽力したい」とした。
※「沖縄タイムス」2010 年10 月14 日付けに掲載