
10 月23 日(土)、「沖縄の明日を拓く」と題して沖縄大学で姜尚中さんの講演会が開かれました。
姜先生の講演は、「沖縄と朝鮮の共通点は地上戦が行われたことにある」から始まり、 「今も続く東北アジアの冷戦」「沖縄の運命は沖縄が決める」「俯瞰して見えてくるアジアの中の沖縄」「ドイツに学ぶこと」「多国間協議というセーフティネット」と続き、「沖縄の基地問題は本土の問題であり、このような差別状況がいまもあるのは不自然である」と結ばれます。
講演後の質疑で、私は「沖縄自治州の可能性」について質問しました。
司会の緒方沖大地域研究所長は、姜先生と同郷(熊本)で同じ高校の先輩後輩に当たると紹介され、姜先生も自分の高校時代のことや『母(オモニ)』を書いた理由を語ってくれました。
なお、この講演は「地域研叢書」として出版される予定。

講演する姜尚中先生

新崎盛暉沖縄大学名誉教授(左)、姜尚中先生とともに