
銘苅幼稚園で園児たちの歓迎を受ける岡崎トミ子少子化担当大臣と一緒に
岡崎トミ子少子化担当相が8日来県し、那覇市天久のみはら保育園(比嘉さよみ園長)と、同市銘苅の市立銘苅幼稚園(長嶺将範園長)、那覇市の県民生活センターを視察した。
来県は全国の中でも待機児童の多い沖縄の現状を視察し、政策の参考にすることが目的。同保育園と同幼稚園でそれぞれ園長や職員、那覇市や県の担当者と意見を交わした。糸数慶子参院議員、山内末子県議らも同席した。
銘苅幼稚園で那覇市こども政策課の担当者は「幼稚園で午後子どもたちを預かる『預かり保育』のニーズが高いが、専用室がないことや給食の問題、保育園のように収入に応じた減免がなく一律の利用料など課題がある」と指摘し、制度拡充を要望した。
岡崎担当相は「小学校と一体となった幼稚園という沖縄の良さを生かしたものができないか、幼保一体化の施策を考える上で参考にしたい」と語った。
※「琉球新報」2010 年12 月9 日付けに掲載