
12 月23 日(木)、東村高江のヘリパッド建設予定地を訪れ、建設に反対し座り込みを続けるみなさんを激励しました。
米軍ヘリホバリングか
【東】米軍北部訓練場の一部返還に伴うヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)の建設に向けた工事が再開された東村高江区で23 日夜、最も集落に近い建設予定地の進入路前に設置された反対派住民のテントが、米軍のものとみられるヘリコプターのホバリングに伴う強風で一部損壊する被害が出た。けが人はなかった。
当時、テント付近に停車中の車内にいた沖縄平和運動センター事務局長の山城博治さんによると、同日午後7 時45 分ごろ、大型ヘリがテントの上空で1 分間ほどホバリングしたという。山城さんは「米軍ヘリが低空で飛んできて、すごい風圧で車が横に揺れ、ハンドルにしがみついた。恐怖を感じた」と話した。
強風でテントの支柱は曲がり、中にあったいすや割れた茶わんなども散乱。プラスチック製のいすが県道上に約40 ㍍飛ばされた。山城さんの通報で駆け付けた名護署が状況を確認し、事情を聞いた。
住民らは「テントの中に人がいたらけが人が出るところだった。わざとやったのではないか。嫌がらせとしか思えない」と憤った。
工事再開の翌日のこの日は、反対する住民ら約30 人が現場に集まり警戒していたが、工事は行われなかった。同日午前には、
糸数慶子参院議員や山内末子県議らが訪れ、仮設フェンスが設置された現場を視察し、座り込み活動を続ける住民を励ました。
※「沖縄タイムス」2010 年12 月24 日付けに掲載

上空を飛ぶ米軍へり