【嘉手納】「高江ヘリパッドいらない」住民の会のメンバーらは7日、沖縄防衛局に真部朗局長を訪ね、東村高江で米軍ヘリのホバリングで市民団体のテントが被害を受けたとされる件に抗議し、事実関係の究明とヘリの飛行中止などを求めた。真部局長は当日に通常訓練を目的に米海兵隊のヘリがが飛行したことを明らかにしたが、ヘリとテント損壊の因果関係は把握していないと説明した。
真部局長は「事実関係の把握に努力したいがわれわれに捜査権限はない。これが真実だと分かるのは難しい」と発言。局長自身の現場視察は前向きな姿勢を示したが、住民から提案された米軍ヘリを使った実証実験は否定した。高江区民の伊佐真次さんは「通常訓練はテントがめちゃくちゃになるくらい危険なのか。危険なら米軍に中止させるべきだ」と語気を強めた。
※「琉球新報」2011 年1 月8 日付けに掲載