【東京】糸数慶子参院議員は21 日、那覇市真嘉比で2009 年に発見された沖縄戦の戦没者とみられる遺骨のDNA鑑定を厚生労働省社会援護課局に依頼した。同省に協力する大学の研究機関で解析が進められる。
鑑定されるのは11 本の歯。ボランティアで遺骨を収集する「ガマフヤー」の具志堅隆松代表から要請を受けた糸数議員が依頼した。
沖縄は高温多湿で遺骨の損傷が激しくなることが多いため、DNAで身元が判明したケースはない。具志堅代表らはDNAが残される歯が多くあったことから、沖縄で初めてのケースになることを願っている。
※「沖縄タイムス」 2011 年1 月22 日付けに掲載