
古謝美佐子さん(右)や大城友弥さんが舞台から支援を呼び掛けたチャリティーコンサート=24日、パレット市民劇場
渡米し心臓移植手術を目指す神森中1年の要美優さん(12)を救うチャリティーコンサートが24日、那覇市のパレット市民劇場で開かれた。沖縄尚学高校合唱部やハワイアンフラのチーム、盲目の歌手大城友弥さんら8組が歌声や踊りを披露。満員の客席から大きな拍手が送られた。
コンサートは同実行委員会、
沖縄子どもを守る女性ネットワーク主催。収益金は「美優ちゃんを救う会」に贈られる。
会場には立ち上がって踊ったり、ペンライトに見立てた携帯電話を振ったりする観客の姿も。トリを務めたのは沖縄民謡歌手の古謝美佐子さん。子守歌「童神」などを大城さんやフラとのコラボレーションで伸びやかに歌い上げた後「雨の時は傘になり、風が吹いた時は壁になって(子どもを)守るのが大人」と呼び掛け、支援の広がりを願った。
「救う会」によると、同日現在の募金額は9120万円余り。目標額まであと約6千万円必要だという。
※「沖縄タイムス」 2011 年1 月25 日付けに掲載
※※沖縄子どもを守る女性ネットワーク(糸数慶子・山内優子共同代表)