
県内へのカジノ導入に反対する「カジノ問題を考える県民会議」の
糸数慶子議長(参院議員、カジノ問題を考える女たちの会共同代表)らは 11 日、県庁に仲井真弘多知事を訪ねた。糸数氏らは 2012 年度からの新沖縄振興計画にカジノ推進を盛り込むことへの反対を訴える要請書を手渡した。
糸数氏らは、県経済団体会議がカジノを含む統合リゾート誘致促進を知事に要請し、徒事が新振計にその推進を盛り込むか検討する考えを示したことを受け、同県民会議を設立した。
糸数氏はカジノ導入の問題点として①青少年の健全育成への影響②ギャンブル依存症の発生-などを挙げ、「エコツーリズムなどが注目される中、電力消費にもなるカジノを沖縄観光と結びつけるのは、民意を得られない」と指摘。仲井真知事は「カジノ導入には賛否両論あり、プラス面とマイナス面を考えて判断する。今後も意見交換をしていきたい」と答えた。
※「琉球新報」 2011 年 3 月 12 日付けに掲載