
関係者でテープカットを行いました(左端は新城静喜・粟国村長)。
4月8日(金)、粟国村の新製糖施設落成式が行われ、多くの来賓や関係者が、船旅2時間の粟国島を訪れ、式典を盛り上げました。
来賓あいさつの中で私は、施設が完成したことで粟国村の産業発展を祝し、また思い出話として、「幼い頃、おやつには黒糖がいつもあった。今でも、黒糖は欠かせない」という話をさせていただきました。
粟国 新製糖施設が完成
【粟国】サトウキビの含みつ製造を行う粟国村の新製糖施設が完成し8日、落成式が行われた。同施設の処理能力は旧工場の2倍となる1日当たり30トン。従来の直火(じかび)式に変わりバガス重油混焼ボイラーを利用している。
年間3000トンを取り扱い、約40人の雇用も計画しているという。2009年県製糖施設緊急整備対策事業を活用し、国や県の補助を受けて建設した。総事業費は11億円。
村によると旧製糖工場は老朽化が進み、処理能力が1日15トンに低下。年々高まる需要に追い付けないことや、直火式で手作業の工程が多く衛生・安全面に課題があった。
落成式で新城静喜村長は「サトウキビ産業が活性化することで雇用が生まれる。若者が働く環境が整えば、過疎化防止にもつながる。新工場を村経済の柱としたい」と期待を込めた。
※「沖縄タイムス」 2011 年 4 月 11 日付けに掲載