【中部】沖縄市内で起きた交通死亡事故で、自動車運転過失致死容疑で送検された在沖米空軍軍属の男性が不起訴になったことを受け、那覇検察審査会に審査を申し立てる遺族を支える会が 15 日、発足した。北谷町内で会合があり、
糸数慶子参院議員や玉城デニー衆院議員、県議、北中城、沖縄、北谷、浦添の市町村議員らが参加し、呼び掛け人に名を連ねた。県民各層に遺族支援を働き掛けていく。
会合には亡くなった與儀功貴さん=当時(19 )=の母、神谷真奈美さん(41 )と夫の正彦さん( 39 )も参加。神谷さんは同日那覇地検を訪ねたことに触れ「米軍に勝手にぶつけられたのに法で裁けない。私の子どもはだれに殺されたのか。守ってくれない政府のやり方が一番許せない」と訴えた。……
※「沖縄タイムス」 2011 年 4 月16 日付けに掲載
地位協定改定向け全県的運動を協議 県選出・出身国会議員
自動車運転過失致死容疑で送検された米軍属が不起訴となった問題で、遺族を支える会呼び掛け人の
糸数慶子参院議員が16日、那覇市内で瑞慶覧長敏、赤嶺政賢両衆院議員と面談し、地位協定改定を含め、公務中の犯罪の第一次裁判権を取り戻す全県的な超党派の取り組みにすることを念頭に、意見交換した。
糸数氏によると、島尻安伊子参院議員を含めて、県選出、出身の国会議員全員から既に賛同を得ているという。
この日参加できなかった議員には週明けにも国会内でこれまでの経緯を説明し、賛同を幅広く呼び掛ける考えを示した。
※「琉球新報」 2011 年 4 月 17 日付けに掲載