
2011 年 6 月 23 日(木)、66回目の慰霊の日のこの日、沖縄師範健児之塔慰霊祭に参加させていただきました。多くの同級生や、遺族の方々が集い、戦没者の方々に哀悼の祈りを捧げ、慰霊祭の中で、琉球大学1年の稲嶺ゆりかさんが、二度と戦争を起させないためにも、おじい・おばあから聞いたことを忘れず、繋いでいくと詩の朗読を行いました。
平和への願い
稲嶺 ゆりか
6月23日 慰霊の日
今年もこの日がやってきた
たくさんの悲しみを連れて
今私の目の前には
青い青い空が広がっている
何不自由なく
家族や友人と笑いあう日々を
あたりまえの日常のように
生きている
でも ちがうのだ
決して あたりまえなんかじゃない
昔 この島で
青いはずの空がまっくろに変わった
目の前で 愛する家族が
大好きな友人が死んでいった
いくつもの夢や希望が
消えていった
あれから66年
今 この島には平和が訪れた
今日も青い空が広がっている
その空にも あたりまえのように
戦闘機が飛びかっている
本島の平和って何だろう?
考えていくことが平和に繋がってゆく
そして 私たちにできることは
何だろうか