
【久米島】フィンランドの教育に学ぶ地域学習会in久米島(主催・久米島地区労働組合協議会、沖縄フィンランド協会、共催・沖縄子どもを守る女性ネットワーク)が 18 日、久米島町具志川改善センターであり、沖縄とフィンランドの子育て環境の違いなど活発な意見が交わされた。
パネリストに高見知佳さん(タレント)
糸数慶子さん(沖縄フィンランド協会事務局長)豊里尚志さん(久米島地区労議長)。コーディネーターは森田弘美さん(アナウンサー)が務めた。
フィンランドを視察した森田さん、糸数さんは「フィンランド国全体が自分の子どもとして育てていること。社会に役立つ人間を育てることが教育の目的」「落ちこぼれを出さない教育。分からないことは恥ずかしいことではない。本音で子育てができる国」と紹介。
高見さんは「(沖縄は)大人と子どもの違いの線引きがない。親の都合で子育てをやってないか」、豊里さんは「時間のルーズさを変え、家庭学習の習慣化を目指したい」と提起した。
会場から「父親が読み聞かせをするにはどうしたらよいか」「子どもに本を読む動機付けはどうすればいいか」など質疑応答がなされた。参加した与座友幸さん( 40 )は「フィンランドの家庭教育は見習わないといけない」と感想を述べた。(比嘉正明通信員)
※「沖縄タイムス」 2011 年 6 月 30 日付け「しましまプラス」のコーナーに掲載。

第 1 部で子どもたちに絵本の読み聞かせをする高見知佳さん。