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糸数けいこの活動日誌
by itokazu-keiko
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県民党の役割を自負-糸数慶子委員長に聞く

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  社大党の今後について、インタビューに答える糸数慶子委員長- 29 日、那覇市・自治会館

 社大党は 29 日、結党 60 周年記念式典を開いた。中央政党の系列化が進む中、「土着政党」として結党の理念、影響力を後進や県民にどう伝えるか、正念場を迎えている。今後の党のあり方を糸数慶子委員長(参院議員)に聞いた。(政経部・吉田央)

 -社大党が沖縄の地域政治で果たしてきた役割は。
 「各政党をまとめる『扇の要』だ。本土では米軍基地問題を含め超党派の運動は理解できないとよく言われるが、県民党としての役割を担ってきた自負がある。大阪や名古屋で起きている地域政党ブームの草分けが社大党だ。沖縄では基地問題は県民が一つにならないと前進できず、おのずと社大党のような政党が必要な特殊事情があった」

 -党勢の衰退傾向の理由をどう考えるか。
 「本土政党の系列化が沖縄でも進んでいる。民主党をはじめ、財政力やメディアの活用で県民へのアピール、発信力が強くなった。(社大は地域政党で)中央の政局などの動きに加わっていけないこともある。党員、党友の減少で財政も厳しくなっており、 60 周年を起死回生のチャンスとして党勢拡大につなげたい」

 -党の立て直しに必要な理念、政策、取り組みは。
 「基地や平和の問題には引き続き取り組んでいくが、結党の精神であるヒューマニズムを実現するため、子育て、教育、雇用など県民の暮らしに直結した政策の強化が必要だ。沖縄は待機児童率が全国で3番目に高く、都市化している。貧困の問題も深刻で、党として『沖縄子ども振興計画』をつくり、新たな政策の柱と位置づけたい」
「基地、平和、憲法の訴えが若い人に届きにくくなっている。若いお父さん、お母さんがいま政治に何を求めているか。政治がこれまで基地問題に集約しすぎてきた面があると思う」

 -地域政党とはいえ糸数氏は国会議員で、国会活動を通して沖縄の課題解決に取り組める立場だ。
 「今月中旬に超党派の国会議員 11 人を沖縄に招き、保護観察所や母子生活支援施設などの視察を通じて子育て、教育環境を見てもらった。蓮舫少子化担当相も近く来県し、視察することを確約してくれている。国会に沖縄の理解者を増やし、課題解決につなげたい」

 -県内政党との連携は。
 「普天間飛行場代替施設の環境影響評価書提出や八重山の教科書問題など看過できない課題が山積しており、県民の怒りを政府に届ける県民大会の開催が必要と考える。政党のパイプ役として、社大党の存在感を発揮したい」

※「沖縄タイムス」 2011 年 10 月 30 日付けに掲載

by itokazu-keiko | 2011-10-30 14:13 | 報道
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