
【与那国】「自衛隊基地誘致にNO! 与那国島を守る大集会」(主催・同実行委員会)の一環として 20 日、与那国町の自衛隊誘致に反対する町民ら 120 人が役場周辺をデモ行進し、「自衛隊配備に断固反対」と気勢を上げた。誘致反対を訴えるデモ行進は初めて。
参加者は横断幕やのぼりを掲げ、租納集落内の役 1・5 ㌔の道のりを練り歩いた。「自衛隊はいらない」「町長と町議会は配備を撤回せよ」「住民の汗で活性化を実現しよう」などとシュプレヒコールを上げた。
反対派町民でつくる「与那国改革会議」(崎原正吉議長)によると、デモ行進自体、与那国では初めてのケースだという。崎原議長は「島の活性化は台湾との交流を基点にしてあるべきだ。今後も住民に意識してもらうように努力し、誘致反対への意思統一を図りたい」と力を込めた。
※「沖縄タイムス」 2011 年 11 月 21 日付けに掲載

与那国島の明るい未来を願うイソバの会のみなさんと一緒に(11・11・19)
※ イソバとは、15世紀頃、与那国島を治めていた女傑の名前。『与那国の歴史』(池間栄三)によると「与那国はサンアイ・イソバの時代までは他からの支配を受けていなかった。したがって土着民は、独立自守、比較的自由な生活を営んでいた」とある。

多くの県会議員も参加しました(11・11・20)。