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糸数けいこの活動日誌
by itokazu-keiko
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八重山教科書:県民集会 一本化要求

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 八重山地区の中学校公民教科書採択をめぐる問題で、「9月8日八重山全教育委員協議の決定を認めさせる県民集会」(主催・同実行委員会)が23日、嘉手納町のかでな文化センターであり、同地区から保護者や教育関係者らも駆け付け、1000人(主催者発表)が会場を埋めた。この問題での県民集会は初開催で、参加者は石垣、与那国の両教育委員会が採択した育鵬社版の内容を「偏狭なナショナリズム」と批判。全教育委員が選んだ東京書籍版への一本化と、「竹富町は無償対象外」とした中川正春文部科学大臣の発言撤回を求めた。
文科省が県に求めた一本化の期限が今月末に迫っている。竹富町の「町の子どもに真理を教える教科書採択を求める会」の仲村貞子代表世話人(82)は、「竹富だけ有償なのはおかしい。子どもたちのため絶対に許してはいけない」と語気を強めた。
 与那国町の保護者、稲川宏二さん(45)は「(与那国島への)自衛隊配備と教科書問題は密接に関係している。反対でも声を上げられない人がかなりいる」とし、賛成・反対の思惑に子どもが巻き込まれる状況を「切なく、やるせない気持ちでいっぱい」と語った。
 石垣市の子どもと教科書を考える八重山住民の会事務局の藤井幸子さん(63)は「2007年の教科書検定問題を闘った沖縄に、育鵬社の教科書を持ち込ませてはいけない」と訴えた。
 石垣市の社会科教員、上原邦夫さんは「育鵬社版教科書を隅まで読みこんだ。こんな教科書では教えられない」。高嶋伸欣琉球大学名誉教授は「文科省包囲網が沖縄を起点に全国に広まりつつある」と運動の広がりに期待した。
 大会は沖教組や高教組、連合沖縄、平和運動センター、9・29県民大会決議を実現させる会など7団体が呼び掛けた。大会声明は育鵬社版教科書について「集団自決で旧日本軍の強制・誘導の事実を完全否定」「表紙の日本地図は沖縄県だけ消され屈辱的」などと批判し、「大臣発言を撤回させ、(東京書籍を採択した)全教育委員協議決定を認めることを強く求める」とした。
 声明文は24日、文科省、県議会、県と八重山3市町の各教委に送付する。
※「沖縄タイムス」 2011 年 11 月 24 日
八重山教科書:県民集会 一本化要求_f0150886_14365155.jpg


by itokazu-keiko | 2011-11-24 14:29 | 報道
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