
【宜野湾】安里猛市長の辞職に伴う宜野湾市長選挙に向け、前市長の伊波洋一氏(60)が9日、宜野湾市内で出馬表明会見を開いた。伊波氏は「対話」を市政運営の基本に据え「職員、市民やさまざまな団体、地域と対話しながら市政運営に取り組みたい」と意気込みを語った。県知事選挙に関し「次回の知事選は(出馬を)考えないことにしたい」と述べた。
伊波氏は普天間飛行場問題で米国の識者から在沖海兵隊の撤退や豪州移転が論じられていることに触れ、「オスプレイの配備を許さず、普天間の海兵航空部隊の国外・県外移転を求め、世界一危険な基地を閉鎖・返還したい」と訴えた。
経済活性化については、伊波氏が同市長就任後から税収と予算が増えたこと、西海岸への大型商業施設誘致などの実績を強調した。会見には照屋寛徳衆院議員、赤嶺政賢衆院議員、山内徳信参院議員、
糸数慶子参院議員らが出席した。
※「琉球新報」2012年1月10日付けに掲載