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糸数けいこの活動日誌
by itokazu-keiko
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地位協定改定 決意新た 沖縄市米軍属事故1年

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 【北谷】2011年1月に成人式のため帰省していた会社員男性=当時(19)=が、米軍属による沖縄市での交通死亡事故で亡くなって1年になるのを前に、男性の遺族を支える会は9日、北谷町のちゃたんニライセンターで「改定せよ!日米地位協定報告会&ミニコンサート」と題し集会を開いた。
 弁護士や国会議員らが登壇、日米地位協定の弊害や改定の必要性などを訴え、参加者は改定に向けた思いを新たにした。
 事故を起こしたルーフェイス・ラムジー被告(24)は、公務中だったとしていったん不起訴となったが、昨年11月に地位協定の運用見直しが行われた。それが初適用され自動車運転過失致死罪で在宅起訴された。初公判は23日。集会で、男性の友人の新垣翔士さんは「県民の支援で、米軍属を起訴にできた。ただ、本当に解決したわけじゃない。今後も地位協定改定に向け頑張りたい」と力強く語った。
 パネルディスカッションには、遺族の検察審査会申し立て代理人を務めた池宮城紀夫弁護士、韓国で地位協定問題の会合に参加した糸数慶子参院議員、同事故を担当した琉球新報の嘉陽拓也記者、沖縄タイムスの伊集竜太郎記者の4人が登壇。コーディネーターは県議の山内末子氏が務めた。
 池宮城弁護士は「40年たっても沖縄は憲法番外地」と指摘。「今後も団結して頑張ろう」と呼び掛けた。同会は、事故を起こした米軍属の起訴という目標を達成したため解散し、今後設立予定の「日米地位協定の改定を実現させる会」に移行、同問題を訴えていく。
 コンサートでは、3歳のときに米軍車両による事故で父親を亡くした民謡歌手の古謝美佐子さんが「人間としてあってはならないことが、基地があるゆえに起きている」と思いを語った。
※「琉球新報」2012年1月10日付けに掲載

地位協定改定 決意新た 沖縄市米軍属事故1年_f0150886_1112437.jpg

 地位協定改定へ 遺族を支える会が報告

 【北谷】昨年1月、成人式に出席するため就職先の愛知県から帰省中だった会社員の男性=当時19歳=が米軍属による交通事故で亡くなってから一周忌を迎えるのを前に、男性の遺族を支える会は9日、日米地位協定の改定に向けた一連の取り組みの報告会を開いた。約350人が参加。登壇者からは「軍属が起訴されたことは前進だが、抜本的な改定がなければ人権は守られない」などの声が相次いだ。
 軍属の起訴を受けて同会はいったん解散し、「改定を実現させる会」と名称変更した上で、今後は幅広く地位協定の問題を追及していく方針だ。
 支える会の共同代表を務めてきた、男性の友人の新垣翔士さんは「県内外の温かい支援のおかげで軍属を起訴でき、友達に報いることができた。ありがとうございました」と感謝の言葉を述べた上で「しかし、完全に問題が解決したわけではなく、地位協定が今のままである限り安心できない」と訴えた。
 パネルディスカッションには、弁護士や国会議員、地元紙記者ら4氏が登壇。遺族の検察審査会申し立て代理人を務めた池宮城紀夫弁護士は「国は軍属が軍法会議にかけられていないことを知りながら、何十年もそのままにしてきた。軍属が起訴されたのは、県民一人一人が力を結集した結果だ」と、遺族や支援者の努力をねぎらった。
 昨年12月に韓国を訪れて地位協定について意見交換した糸数慶子参院議員は「米軍基地がある国の人々を沖縄に招き、地位協定の矛盾を実態報告し合うことができれば」と述べた。
 3歳のときに父親が米軍車両にひかれて亡くなった民謡歌手の古謝美佐子さんのコンサートもあった。古謝さんは「人間としてあってはならないことが、基地あるがゆえに起きている。人ごととは思えない」と、胸中を打ち明けた。会場では、目頭を押さえる人の姿もみられた。
 沖縄市から集会に参加した元基地従業員の上間貞治さん(71)は「昔は少しでも米軍に反対すると部署を変えられた」と振り返り、「戦後これだけたっても米軍はやりたい放題。軍属を起訴できて良かったが、まだまだ問題はたくさんあるよ」と話した。
※「沖縄タイムス」2012年1月10日付けに掲載
地位協定改定 決意新た 沖縄市米軍属事故1年_f0150886_1113944.jpg


by itokazu-keiko | 2012-01-10 12:23 | 報道
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