【東京】政府は 10 日、垂直離着陸輸送機MV 22 オスプレイの米ハワイ州カネオヘベイ基地への配備をめぐり、米環境保護庁が平日の午前 8 時~午後 3 時は騒音 45 デシベルの基準適用を米海軍に求めていることに関し「どの基準を用いるかは米国政府内の問題であり、答える立場にない」との認識を示した。
糸数慶子参院議員(無所属)の質問主意書への答弁書。
米軍普天間飛行場の名護市辺野古移転に伴う環境影響評価書では、辺野古周辺の騒音予測は最大78デシベルとされ、日米間の格差が指摘されている。答弁書は「環境影響評価書の方法は日米で単純に比較できるものではない」とし、格差について「評価は困難」とした。
普天間への配備計画は 2014 年までに 24 機と米政府から説明を受けているとし、田中直紀防衛相が言及したオスプレイの県内での試験飛行(デモフライト)について「米政府や必要に応じ県などの地元とも協議の上、検討する」とした。
※「沖縄タイムス」 2012 年 2 月 11 日付けに掲載
オスプレイ基準「米政府の問題」政府答弁書を決定
【東京】政府は 10 日、米環境保護庁が米海軍省に対し、米ハワイ州・カネオヘベイ海兵隊基地へのMV 22 オスプレイ配備に向けた環境影響評価(アセスメント)の準備書で、児童生徒の就学時間中は教室内で 45 デシベル(静かな事務所)という厳しい基準を適用するよう求めたことについて「米政府内の問題であり、お答えする立場にない」との答弁書を閣議決定した。
糸数慶子参院議員の質問主意書に答えた。
※「琉球新報」 2012 年 2 月 11 日付けに掲載