【東京】政府は 24 日、米国の新たな国防戦略に関し、アジアを重視するとした米軍の再配備について「詳細は現時点では明らかになっていない」と指摘。米側の考えを踏まえ、在日米軍再編を見直し、在沖海兵隊グアム移転や嘉手納以南の基地返還の協議を進める姿勢を示した。
糸数慶子参院議員(無所属)の質問主意書への答弁書。
最終的に沖縄に残る海兵隊の規模は「 2006 年の日米ロードマップ(行程表)に沿ったものになる」とし、約8千人が移転し、約1万人が残ると説明。グアム移転経費の日本側負担について「今後の予算執行は、グアムに移る部隊構成や人数を見直しており、現時点で回答は困難」とし、日米協議を受けて適切に判断するとした。普天間飛行場移設は、名護市辺野古移設が「引き続き唯一の有効な進め方と考えている」とあらためて強調した。
※「沖縄タイムス」 2012 年 2 月 25 日付けに掲載