【東京】政府は 10 日、米軍普天間飛行場の周辺住民が夜間・早朝などの騒音差し止めと損害賠償を国に求め提起した第2次普天間爆音訴訟について「現時点で訴状が国に送達されておらず、政府見解を述べることは差し控える」との答弁書を閣議決定した。糸数慶子参院議員(無所属)の質問主意書への答弁。
同飛行場に隣接する普天間第二小学校については「飛行場を使用する航空機の離着陸などにより生ずる音響が著しい」との認識を示し、防音工事などの助成措置を講じていると説明した。同飛行場の運用については、航空機騒音規制措置を日米で合意していることに触れ「騒音の影響をできるだけ軽減するよう米政府に申し入れており、今後も周辺住民に与える影響を最小限にとどめるよう働きかけていく」と従来の見解を繰り返した。
※「沖縄タイムス」 2012 年 4 月 11 日付けに掲載
普天間第二小 詳細把握せず―騒音で政府答弁書決定
【東京】政府は 10 日、普天間第二小学校の教室で米軍機の離着陸時に105・7デシベルの騒音が測定されたことに対する政府見解や騒音軽減措置を求めたことについて「政府として詳細を承知しておらず、内容についてコメントすることは差し控えたい」との答弁書を閣議決定した。できる限り、学校を含む人口密集地域の上空を避けるとした騒音防止協定が順守されているかについては「合意に従って行われていると認識している」との見解を示した。糸数慶子参院議員の質問主意書に答えた。
※「琉球新報」 2012 年 4 月 16 日付けに掲載