【東京】 関係省庁と県で構成する「普天間飛行場の危険性の除去に関するワーキングチーム」( WT )が、2009 年 8 月の第 4 回会合以来開催されていないことが 18 日、分かった。
糸数慶子参院議員(無所属)の質問主意書への答弁書で明らかになった。
答弁書は、 07 年の日米合同委員会で承認された報告書に盛り込まれた「飛行経路に係る安全の向上」「クリアゾーンの拡充」「航空保安施設の機能向上」「レーダーを使用したシステムの導入」について、「米側の協力を得ながら、 2009 年 5 月までに、そのすべてが実施されたと認識」と回答。
回転翼機の飛行状況調査は継続しているとして、危険性の除去や騒音の軽減に務める考えを示したが、WT 開催の見通しにつて触れていない。
同WT は普天間の危険性除去や、騒音の軽減について検討することを目的に、 08 年に設置された。
※「沖縄タイムス」 2012 年 5 月 19 日付けに掲載