
【東京】「 9・29 県民大会決議」を実現させる会代表の玉寄哲永県子ども会育成連絡協議会会長と平良菊県婦人連合会会長、県選出の国会議員らは 19 日、平野博文・文部科学相らを訪ね、高校の歴史教科書で沖縄戦の「集団自決(強制集団死)」で「軍命」の記述を復活させるよう求めた。
平野氏は「沖縄県民の思いをしっかり後世に伝えていくという考え方は共通している。要望を聞き、検討していきたい」と述べ、従来通りの考えを示した。
同会は、教科用図書検定調査審議会(検定審)委員に沖縄戦史に詳しい人を加えることや検定制度の抜本的改革なども要望した。
同会によると、城井崇・文科政務官が「住民を巻き込んだ沖縄戦は忘れてはならない」と述べ、検討すると答えたという。
玉寄代表らは、同会発足以来集めた 2 万 6427 筆の署名も平野氏に手渡した。
※「沖縄タイムス」 2012 年 7 月 20 日