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![]() 喜納氏除名は党の存続と再生のため はじめに第 76 回定期大会に際し、党員並びに党友の皆様と日ごろから我が党の活動に対しご理解とご支持、ご支援をいただいております多くの県民の皆様に深くお詫び申し上げなければなりません。すでにご存じのように喜納昌春氏の沖縄県議会議長就任についてであります。喜納氏は我が党を代表する政治家の一人であり、前委員長も務め、先の県議会議員選挙おいては党公認として復活当選を果たし 6 期目の活躍に期待が集まりました。しかしながら少数与党の自公と中立会派の改革の会と組みし、議長の座に就きました。この事態について直ちに三役会議及び中央執行委員会を開き、喜納氏を除名処分としました。この処分については重いとの意見等もありましたが、多くは喜納氏の独断専行への批判であり、その矛先は、社大党の歴史と存在価値そのものに向けられ、野党(革新)共闘の要としての役割を放棄するものだとの指摘もありました。事の詳細については触れられませんが除名処分については、我が党の存続と再生につながるものと確信いたしております。事の重大性をご認識され、我が党の先行きを案じ、ご意見等を寄せられた多くの県民の皆様に対し、県議選のご支持とご支援、ご協力と併せ、心から感謝申し上げます。 オスプレイ配備反対に全力 まずオスプレイ問題ですが、配備反対県民大会は何としても成功させなければなりません。本年 10 月にも予定される普天間基地への配備を阻止する大きなうねりとなり、日米両政府を配備断念に追い込むものと確信いたします。沖縄、岩国を含む七つのオスプレイ低空飛行訓練コースの翼下にある自治体は安全性を追求し、その動きは全国民へと広がりをみせています。この事態において重要なのはオスプレイの危険性に対する共通認識と安全確認のための情報の共有、さらに反対運動の連帯です。 オスプレイは米軍基地の整理、縮小や負担軽減にとって元凶であると認識しています。辺野古新基地建設と高江のヘリパッド建設の目的はオスプレイ配備にあります。辺野古新基地建設はもはや実現不可能であり、在沖海兵隊は普天間基地の固定化を踏まえ配備を急いでいます。日米両政府は、海兵隊の抑止力の維持と戦力、兵力の強化の下、配備を強行することは間違いありません。オスプレイの配備は東アジアの緊張を高め、沖縄は恒久的な軍事拠点と化すでしょう。オスプレイ配備に関する一切を阻止することが基地のない平和な沖縄への道程なのです。なんとしても阻止しなければなりません。 訪米団で沖縄の声を届ける 関連する事でありますが本年 1 月、比嘉京子副委員長、平良識子副書記長、東恩納琢磨中執と共に「アメリカへ米軍基地に苦しむ沖縄の声を届ける会」に参加しました。国会議員や県会議員、市町村議員、市民団体等を含め総勢 24 人の訪米団でした。米国務省・国防総省、上院下院議員事務所やシンクタンク、平和環境団体等を訪れ、戦後 66 年が経過した現在も過重な米軍基地負担に苦しんでいる沖縄の現状を直接訴え、普天間飛行場の即時閉鎖・返還をはじめとする5項目について要請し、問題解決を求めてきました。 要請事項は①住宅密集地域に囲まれている世界一危険な普天間飛行場を直ちに閉鎖して返還すること②辺野古新基地建設計画を中止してジュゴンの棲む辺野古の美しい珊瑚の海を守ること③嘉手納空軍基地へ普天間飛行場を統合することなく、海兵隊を県外・国外へ移すこと④世界自然遺産に匹敵する沖縄北部自然林へのヘリパット建設を中止すること⑤米軍関係者の事件事故で公正な裁判ができるよう日米地位協定を改正すること、でした。県民の声を直に届けることができ、大きな成果があったと自負しています。 その他、住民生活を破壊し、日増しに激化する嘉手納と普天間の爆音問題も放置するわけにはいきません。日米両政府が合意した騒音防止協定の順守を求める一方、第三次嘉手納、第二次普天間の爆音訴訟を全面支援いたします。また、与那国への自衛隊配備と、尖閣諸島の東京都購入に関する国の動向も注視しなければなりません。自衛隊配備の是非を問う住民投票の実現を支援し、尖閣問題については県民生活のための漁場であるとの主張の下、「平和な海」としての利活用を訴えていきます。 新振興で子育て支援を 本年度からスタートした新たな振興計画は、県が主体となり計画策定に当たります。県民生活の目線に立ち、県民所得の向上と失業率の改善に向けた施策の立案に力を注ぎます。特に重視すべきは、子どもの貧困や待機児童の解消に向けた施策の実現であり、子育て支援等であります。また、観光振興においても歴史や文化、自然環境を生かしたエコツーリズムの拡充等に重きを置き、カジノ導入には断固、反対します。TPP 参加と原発再稼働も反対です。 選挙は本年秋にも衆議院議員選挙が予想され、11 月には那覇市長選、来年に入り宮古島市長選、浦添市長選並びに市議選、6 月の那覇市議選と参議院議員選挙へと続きます。我が党は、県民と共に歩む土着の地域政党であるとの矜持を胸に、野党(革新)共闘の要として選挙に臨みます。我が党の再生は、地に足のついた日常の政治活動にあり、地域住民との直接対話による諸問題の解決にあると確信しています。今後とも我が党へのご指導、ご鞭撻をお願い申し上げます。 ※ 8 月 18 日、沖縄社会大衆党第 76 回定期大会での糸数慶子委員長のあいさつ
by itokazu-keiko
| 2012-08-19 17:43
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