
【東京】在沖米海兵隊員が強制わいせつ致傷容疑で逮捕された事件に関し、県選出・出身国会議員6人は 24 日、玄葉光一郎外相と面談し、被害女性への補償と実効性ある再発防止策の提示、容疑者の米兵への厳罰を米軍に求めるよう要請した。手渡された抗議文は県選出・出身の全国会議員(8人)の連名。
玄葉氏は「絶対にあってはならない。悪質極まりない。そもそも出歩いてはいけない時間だ。再発防止を含めて米側に既に言っている」と述べた。
抗議文は、繰り返される米兵による性暴力事件に「米軍内の規律、組織的構造に根本的な問題が所在している」と指摘。「抑止機能を果たさない日米地位協定が犯罪の温床になっている」として、地位協定の全面改定も強く求めた。
面談で、
糸数慶子参院議員(無所属)らが被害者への心のケアを求めたことに対し、玄葉氏は「日本側でやった方がいい」と述べたという。地位協定改定については「第一次裁判権が日本側にあるので、きちっとやらなければならない」と述べるにとどめ、改定については言及しなかったという。………
※「琉球新報」 2012 年 8 月 25 日付けに掲載