
社大党(糸数慶子委員長)のメンバーは 10 日、外務省沖縄事務所を訪れ、アルフレッド・マグルビー在沖米総領事の発言と 8 月に那覇市内で発生した米兵による強制わいせつ致傷事件に抗議した。総領事館が要請に応じていないことから、沖縄事務所に対して「県民の思いを米側にしっかり伝えてほしい」と求めた。
対応した松田賢一副所長は、総領事発言から 2 日後の 6 日、竹内春久沖縄担当大使と同総領事が電話会談したと説明。総領事が報道の内容について「本意ではなかった」と釈明したことと「米軍普天間飛行場の危険性除去が喫緊の課題であることは日米で共通に理解されているはずだ」との大使の指摘に同意したことを明かした。わいせつ事件ついては「使い古された言葉だが米軍に綱紀粛正を求めていく」と応じた。
社大党の要請内容は、総領事の発言撤回と辞任、在沖米軍人の午前0時以降の外出禁止、日米地位協定の抜本改定など。
※「沖縄タイムス」 2012 年 9 月 11 日付けに掲載