
ペンライトやろうそくを手にガンバロー三唱で気勢を上げる女性たち=10日午後6時47分、那覇市・県民広場
米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に伴う埋め立て申請を不承認にするよう仲井真弘多知事に求める女性集会が10日、那覇市の県民広場で開かれた。
女性団体や県政野党の女性部など74団体が賛同。約500人の参加者は、ペンライトやペットボトルで作ったキャンドルなどをともし、「知事は公約を守り、辺野古の海を埋め立てないで」と声を上げた。
高里鈴代共同代表が「知事はここで踏みとどまり、埋め立てを認めないでほしい。沖縄のため、次世代のために決断してほしい」と訴えると、参加者から「そうだ」と拍手が沸いた。
集会では「悲惨な沖縄戦から現在まで、私たち女性や子どもたちは基地の重圧に泣かされてきた。知事に対し、県民に公約した県外移設の立場を堅持し、沖縄の歴史に残る選択をするよう要望する」とのアピール文を、参加者の拍手で採択した。実行委員会が知事に手渡す予定。
2歳と7歳の息子を連れて参加した那覇市の盛口佳子さん(46)は「オスプレイが小学校の上を飛び、子どもが敏感になっている。こんな状況を残したくない。知事が公約を変えないよう、私たちが支えたい」と話した。
※「沖縄タイムス」2013年12月11日付けに掲載