【東京】改正教科書無償措置法が9日、参院本会議で賛成多数で可決、成立した。県関係参院議員は糸数慶子氏(無所属)が反対、儀間光男氏(維新)は賛成した。島尻安伊子氏(自民)は欠席した。
糸数氏は文部科学省が竹富町に教科書の変更を迫った是正要求を「国家権力の不当介入だ」と批判。教科書選定に教育現場の意見を取り入れる重要性を強調し、「国が強制的に押しつけるべきではない」とした。
儀間氏は、改正法と合わせ、採択協議会の議事録の公表を促す付帯決議が可決されたことを「透明性の高い教科書選定が期待できる」と評価し賛意を示した。
本会議を欠席した島尻氏は「法の不備が教育現場に混乱を招いてきた。改正法には賛成で、問題の解決を期待する」と述べた。
3月27日の衆院通過時には、自民党の国場幸之助、比嘉奈津美、宮崎政久、西銘恒三郎の4氏が賛成。照屋寛徳氏(社民)、赤嶺政賢氏(共産)、玉城デニー氏(生活)は反対した。
※「沖縄タイムス」2014年4月10日付けに掲載