
【東京】県内外の有志らでつくる「竹富町教科書是正要求撤回大作戦実行チーム」(仲村貞子呼び掛け人代表)は8日、千代田区の参議院議員会館で、八重山教科書問題をめぐり、文科省が竹富町教育委員会に出した是正要求に抗議する集会を開いた。
集会には約90人が参加。「不当な行政指導」と指摘し、下村博文文部科学相に対し、是正要求を撤回するよう求める声明文を発表した。集会には同チーム顧問の高島伸欣琉球大名誉教授や世話人の城間貴之さん、県選出・出身の野党国会議員でつくる「うりずんの会」も出席した。
声明文は、是正要求が「教育における政治的中立性や教育自主性を損ない、民主的な自治意識の涵養に著しく干渉をもたらす」と批判した。同チームは、下村文科相が昨年に県教育委員会に対し、竹富町教委に是正要求するよう指示したことを受け署名活動を実施。集会では文科省に対し、集まった署名を提出した。
※「琉球新報」2014年4月9日付に掲載
東京でも集会 署名1万2千筆
【東京】文部科学省による竹富町への教科書採択の是正要求に抗議する集会(竹富町教科書是正要求撤回大作戦実行チーム主催)が8日、都内の参院議員会館であり、是正要求撤回を求める声明を発表した。会場では、1万2千筆余の署名を文科省の担当者へ手渡した。
声明は、文科省の是正要求を「教育内容への不当な強権的介入」と批判。竹富町教育委員会が採択した東京書籍版を無償給付対象とするよう求めている。
集会には沖縄関係の野党国会議員でつくるうりずんの会(会長・照屋寛徳衆院議員)の4氏も出席した。
※「沖縄タイムス」2014年4月9日付けに掲載