【嘉手納】社大党の糸数慶子委員長は16日、外務省沖縄事務所と沖縄防衛局に対し、沖縄本島近海で米艦船によるものとみられるマグロはえ縄の切断が相次いでいることに抗議し、早期の全容解明や補償問題の解決、米艦船の航行中止などを求めた。
外務省の高田稔久沖縄担当大使は「被害補償などについて、できるかぎり側面支援をしていきたい」などと述べるにとどめた。沖縄防衛局の武田博史局長は「わが国の領域外で発生しており、日米地位協定の補償の対象外だ。いまの制度で可能な範囲で対応していきたい」と述べた。
※「琉球新報」2014年6月17日付けに掲載
はえ縄切断で防衛局に抗議 糸数議員
【嘉手納】沖縄近海でマグロはえ縄漁船のはえ縄が切断される被害が相次ぎ米海軍の音響測定艦の関与が疑われている問題で、社大党委員長の糸数慶子参院議員が16日、沖縄防衛局(武田博史局長)に全容を明らかにすることなどを申し入れた。
抗議文では日本政府が補償窓口となり速やかに解決することや事件を起こした米艦艇と事件を起こす可能性のある米艦艇の航行中止を求めた。
武田局長は「領域外のため補償は難しい。情報伝達など可能な範囲で対応したい」と答えるにとどめた。
※「沖縄タイムス」2014年6月18日付けに掲載