
米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設反対の抗議集会に訪れた稲嶺進名護市長(右から2人目)と糸数慶子参院議員(同3人目)=22日、名護市辺野古のキャンプ・シュワブ第1ゲート前
米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に反対する市民団体のメンバーらは22日、米軍キャンプ・シュワブ第1ゲート前で抗議集会を開いた。名護市の稲嶺進市長がゲート前での抗議集会に初めて訪れ、市民らを激励した。
午前8時すぎ、テントを組み立てているとき、ジュゴン柄のかりゆしウェアを着けた稲嶺市長が姿を見せた。参加者らは稲嶺市長に駆け寄り、握手を求めたり、声を掛けたりして訪問を喜んだ。稲嶺市長は、未明の資材搬入や政府の対応について話す参加者らの話を険しい表情で聞き「絶対に諦めてはいけない。諦めたら私たちが負けることになる」と訴えた。
連日、集会に参加している小橋川共行さん(71)は「来てくれてうれしい。心を一緒に頑張ろうという気持ちになる」と話す。参加者らは「稲嶺市政を支えよう」「囲い込み許さん」と声を上げ、ゲートから入ろうとする工事車両を止め工事反対を訴えた。
稲嶺市長は「一緒に頑張りたい。世界から日本に非難の声が行くだろう。われわれの主張の正当性を訴えることが大切だ」と強調した。集会には
糸数慶子参院議員も参加した。
※「琉球新報」2014年7月23日付けに掲載