米軍普天間飛行場返還問題で政府による名護市辺野古の海上作業開始に対し、新基地建設中止を求める「みんなでいこう辺野古へ。止めよう新基地建設!8・23県民大行動」が23日午後2時から、キャンプ・シュワブの第1ゲート前で開かれ、約3600人(主催者発表)が参加した。
集会では呼び掛け人の国会議員や市民団体の代表、稲嶺進名護市長らが次々とマイクを握り、政府の対応を、民意を無視した問答無用の強行姿勢などと厳しく批判した。
「止めよう新基地建設! 命育む美ら海を守り抜く」と題したアピール文も採択。シュプレヒコールで新基地建設に抗議する決意をこぶしに込めた。
国会議員 国を非難 県関係野党「うりずんの会」
辺野古への新基地建設に反対する23日の県民集会では、県関係の野党国会議員でつくる「うりずんの会」の所属議員も登壇して、辺野古海上での海上保安庁の過剰警備などを批判した。…………
糸数慶子参院議員(無所属)は「国連人種差別撤廃委に出席し、県民の74%が辺野古基地建設に反対し、どれほどウチナーンチュが差別されているかを訴えた。国連を含め、本土、世界の仲間に発信し、諦めることなく最後まで闘おう」と決意を込めた。
※「沖縄タイムス」2014年8月24日付けに掲載