沖縄の現状訴える
【知花愛実通信員】 糸数慶子参院議員(無所属)、翁長久美子名護市議、玉那覇淑子北谷町議、津波古菊江読谷村議が米ハワイ州を訪問し、28日にイゲ知事側近のマイク・マッカートニー知事補佐官と面談、名護市辺野古新基地建設問題など沖縄の現状を伝えた。
マッカートニー氏は「国防はワシントンの問題で知事に権限はない」と説明した上で「沖縄の抱える基地問題、環境問題について教示いただけるのはありがたい。言語、文化復興も将来のための重要な仕事だ」と述べ、訪問を歓迎した。
一行は27日、ハワイ語教育施設を訪れ、アイデンティティー、環境保全意識など未来につながる言語復興の教育基盤の重要さを再認識し「ハワイ語話者50人から始めたハワイの言語復興をお手本に見習っていきたい」と意気込んだ。
ハワイ大学では100人余の現地市民らと意見交換し、沖縄の基地問題の現状を伝えた。参加者からはアメリカ市民として沖縄をサポートするには具体的にどのような方法があるか、などの質問が挙がった。
※「沖縄タイムス」2015年5月1日