6日、法務委員会において部落差別解消推進法案の参考人招致が行われました。そこで、①法案について②差別問題に関連して沖縄での「土人」発言について質問しました。
この法案について、それぞれの参考人の方々に、特に、懸念やこの法案の改善点、あるいは問題点などがあるか、ご意見を伺いました。
差別がなくなるために、いい法律を作ることはもちろんですが、それを使う人に人権感覚がなければ差別はなくならないと思います。そこで、人権の専門家である参考人の方々に高江での「土人」発言について質問しました。
東村高江で、ヘリパッド建設に反対する市民に機動隊員が「土人」と罵倒したことは、沖縄県民の一人として許しがたい差別発言だと思っています。「土人」とは「未開の土着人」を指します。この言葉単独でも人に対して使えばいわれた方は差別的だと受けとめます。機動隊員は「土人」発言の直前に「触るなくそ。どこつかんどんじゃボケ。」という侮蔑的な発言を行っています。この一連の発言を「政府は差別と断定できない」としています。差別的言動を行った側が「差別にあたらない」と主張しても、言われた側が「差別である」と受け止めれば、それは差別にあたると思います。この件について、ご見解を伺いました。
今回の質疑のもようは、参議院HPにてご覧頂けます。
http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php