国際経済・外交に関する調査会に出席しました。今回は難民支援や国際協力に携わっていらっしゃる参考人3名からお話を伺い、質問しました。
2002年にスタートした沖縄平和賞。実は、第1回の受賞は「中村哲を支援するペシャワール会」、2008年の第4回は「難民を助ける会」、そして昨年の第8回は「難民支援協会」が受賞されました。沖縄はかつて、琉球王国時代、「万国津梁」いわゆるアジアの国々をつなぐ懸け橋として活躍した時代があり、また、多様なものを受け入れる寛容さ、相互扶助の精神、未来を創造するたくましい県民性があります。先の沖縄戦では、過酷な地上戦が展開され、20万人余の尊い生命と多くの貴重な文化遺産が失われ、27年間にも及ぶ米軍施政下の歴史を通して、戦争の悲劇を再び繰り返してはならないと堅く誓い、平和の実現を強く求めてきました。
世界では、今なお地域紛争が後を絶たず、貧困、難民、民族、宗教問題など多くの課題があり、これらを解決するためには、世界の人々が相互理解に努め、協力していくことが大切です。沖縄県は、沖縄平和賞の運営を通して平和への思いを国内外に発信し、恒久平和の創造に貢献して行きたいとしています。沖縄県民の一人として、このような賞の創設を誇りに思い、微力ではありますが貢献していきたいと、改めて感じました。
今回の調査会のもようは、参議院HPからご覧頂けます。
http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php